
Touch me!(触れると気づかれます)
主役近影
クロサンショウウオ
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さんすよ
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(フトミミズ大好きっ)
ヒダサンショウウオの「ヒダくん」は、フトミミズ大好き。同じミミズでもツリミミズ(シマミミズ)は嫌いです。特にちぎったのは大嫌い。臭いをかいで区別してます。
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| 卵を産む場所のちがい?・・・流水性と止水性 |
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サンショウウオは、とりあえず(!)どんな所で(もちろん水中ですが)卵を産むかで「流水性のサンショウウオ」と「止水性のサンショウウオ」の仲間に分けられます。幼生の生活する場が「流れのある場所か・ない場所か」で決まると言って良いでしょう。「流水性の仲間」と「止水性の仲間」には、遺伝子レベルで有意的なつながり・違いがはっきりあります。しかしそれはクールに調べてやっとわかることです。遺伝子の共通点・相違点なんて観察ではわかりません。
うーん、「流れのあるところに住んでいるサンショウウオが流水性」「水たまりや池のような水の流れのないところに住んでいるサンショウウオが止水性」と思ってしまいそうですが・・・。なかなか複雑なんですね。
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「山地性渓流型」「流水産卵型」などと呼ばれることもあります。
流れのある水中(水域)・・・例えば渓流などに産卵するサンショウウオです。卵からかえった幼生も穏やかな流れのある場所で生活します。
幼生の見かけ上のちがいについて「頭にバランサーがない(止水性の種の場合、体の平衡を保つため頭の両側に1本ずつついてるらしい)」「簡単に流されてしまわないように、何かにしがみつくための爪がついていることが多い」とよく言われています。この2点はほぼ流水性の特徴と言っていいと思います。他にも「しっぽが細い」「しっぽ(ヒレ)が後ろ足の位置より後についてる」などもよく聞きますが、この2つの特徴は参考程度にした方がいいと思います。(細いって言ってもどれくらい細いか謎ですし、ヒダサンショウウオなどの幼生は後ろ足の位置より前からヒレが生えてますもの)

止水性のサンショウウオの特徴の一つ「バランサー」 |

止水性のサンショウウオの幼生には、
孵化後、数週間だけ「バランサー」がつ
いています。大きくなるとポロッととれま
す。ちなみにイモリの幼生にも見られま
す。・・・エラとは違う場所から生えていま
すが「よく見ないと見つけにくい」器官
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成体の場合、流水性なのか止水性なのか、姿形だけで判断するのは難しいです。「無理」と言ってもよいと思います。むしろ、発見した場所と姿形の双方から、おおまかに種を同定した後、何冊かの図鑑でじっくり調べる方が簡単です(・・・)。
ましてや幼生や成体を1個体見ただけでサンショウウオの種類を判断することは(よほど特徴のある種以外)大変難しいと思います。まず、同じ場所で何体も観察してみるのが大切です。
更に、同じ種類でも「体色・斑紋」はもちろん、「肋条の数」や「後肢の指の数」まで個体によって違いがあることや、同じ個体群に属していても「全ての個体の姿形が同じとは限らない・・・例えば、同じ場所で同じ種類のサンショウウオを調査してみると、ある個体は後肢の指が4本で、ある個体は5本のこともある・・・」を忘れてはいけないと思います。特に生息域が広い種(いたるところに個体群がある種)は、図鑑に「肋条が12本・後肢の指は5本」と書いてあっても、実際は「その種は肋条数が12本で、後肢の指の数の数が5本である確率が高い。・・・つまり、そうでないこともある。その確率は個体群によって差がある」と解釈した方がよい場合が多いのです。・・・サンショウウオは、「業者などが販売している詳細な産地がわからない個体」はもちろん、「自分で見つけた個体」でも、いろんな可能性を考えて同定しなければならない厄介な(?)生物です。専門家の方でも(私のような)素人でも、程度の差はあれ、同定に悩むのは同じです。
日本の流水性のサンショウウオは・・・
ヒダサンショウウオ(関東、中部、北陸、近畿、山陰に広く生息)・アカイシサンショウウオ(静岡、長野にまたがる赤石山脈近辺に生息)・オオダイガハラサンショウウオ(中央構造線に沿った紀伊半島、四国、九州に生息)・ブチサンショウウオ(中央構造線に沿った岐阜以西)・ベッコウサンショウウオ(九州にのみ生息)・オキサンショウウオ(隠岐島にのみに生息)・ツシマサンショウウオ(対馬にのみに生息)・ハコネサンショウウオ(九州、北海道をのぞく、四国を含めた本州各地に生息)
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流水性のサンショウウオ(ヒダサンショウウオ)の産卵する沢
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流水性のサンショウウオ(ハコネサンショウウオ)の産卵する沢
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| 止水性のサンショウウオとは |
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「・・性静水型」「静水産卵型」「湖沼型」などと呼ばれることもあります。
あまり流れのない水域・・・池、沼、湿原、田んぼの溝など・・・に産卵するサンショウウオです。卵からかえった幼生もあまり水の流れがないところで生活します。幼生の見かけ上のちがいについて、「バランサーがある」「爪がない」とよく言われています。
しかし、ほとんどに流れのない所に産卵する仲間がいる一方で、結構流れのある所に産卵する仲間もいて「止水って?」と感じることがあります・・・。
止水性のトウホクサンショウウオが渓流に産卵したり、ハクバサンショウウオ(シノニム:ヤマサンショウウオ)が湿原の穏やかな流れに産卵し幼生がそこで生活したりするのを見ると、止水性と流水性の種を混同してしまうのも、わかるような気も・・・。
遺伝子を比べてみると「流水性の種」と「止水性の種」は、明らかな違いがあります。でも、人が普通に見てわかる違いじゃないですよね・・・。
日本の止水性のサンショウウオは・・・
キタサンショウウオ(北海道釧路湿原付近のみ生息。日本に住むサンショウウオの中で唯一国外にも生息しています。「日本の固有種=日本産サンショウウオ」と解釈すると純粋な日本産サンショウウオとは言えない)・エゾサンショウウオ(北海道に広く生息)・トウホクサンショウウオ(東北地方、新潟、群馬、栃木、茨城に生息)・ホクリクサンショウウオ(石川、富山に生息)・ハクバサンショウウオ(長野、新潟、富山、岐阜のごく限られた場所に生息)・クロサンショウウオ(東北、北関東、中部地方北部、福井北部に広く生息)・トウキョウサンショウウオ(群馬をのぞく関東、福島に生息しており、遺伝子的に有意的な相違が見られない個体群が愛知、三重、岐阜に生息)・アベサンショウウオ(京都、兵庫、福井のごく限られた地域に生息)・カスミサンショウウオ(本州岐阜以西に広く生息)・オオイタサンショウウオ(大分を中心とした熊本、宮崎、高知の限られた地域に生息)
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止水性のサンショウウオ(クロサンショウウオ)の産卵する池
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止水性のサンショウウオ(カスミサンショウウオ)の産卵する田んぼ
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